TS-873でSMB速度計測

TS-873でSMB速度計測を実施

ハードウェア概要

QNAP TS-873-4G

Amazon | QNAP(キューナップ) TS-873 クアッドコア2.1 GHz CPU 4GBメモリ 8ベイ DTCP-IP/DLNA対応
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メモリは増設せずに2GBx2の4GBのまま
使用したHDDは全てSeagate ST1000DM010 1TB 7200rpm
QTSバージョンは4.4.1.1086

Multimedia Consoleなどの追加機能アプリは全部無効
システムサービスはMicrosoftネットワークとWebサーバーのみ有効

HDD自体は普通のデスクトップ用HDDで
シーケンシャルで200MB/s弱程度

計測環境

Windows側での計測はWindows10 Pro 1903とGbEで接続
ネットワークドライブに割り当てをしてCrystalDiskMark v6.0.2 x64で計測

計測するHDD台数を1つのストレージプールにまとめてから
50GBのシステム用シックボリュームを作成
残りの容量を全て計測用ボリュームに割り当ててます

要は「DataVol1(システム)」と「DataVol2」の状態にして
DataVol2を様々なボリューム形式で作成、計測しています

SATA接続やHDDケースを使用した状態でのCrystalDiskMarkであれば
何回か試してもそこまで数値に変動はありませんが
QNAPに限らずNASでの計測は数値が変動しやすいので
10MB/sぐらいは誤差の感覚でご覧ください

各計測結果は10秒間隔で5回連続計測して中央値に近い結果を採用しています

シックとシンに関しては変換機能がQTS上で提供されていますが速度に影響出ても困るので
念のため全ての計測は変換処理したりはせず
毎回ボリュームを削除してから再度作成しました

記事内におけるZドライブの容量表記について

CrystalDiskMarkを起動し続けて計測作業を進めてしまったので
右上のZドライブの容量表記が各構成と合ってませんが
画像の配置ミスではありません

各RAID構成時の容量に関しては別記事で紹介する予定ですので
そちらをご覧ください

計測結果

シックボリューム

HDD1台

HDD2台 RAID1

HDD8台 RAID5

HDD8台 RAID6

まとめ

SMB経由だとNAS側のメモリキャッシュが有効になってしまうので
1台でも8台RAID6でも速度はほぼ変わらずなのがわかります

シーケンシャルに関してはGbE1本で使う分には頭打ちするのは当然ですが
ランダムアクセスもキャッシュありきの数値になっています

実際には1台~8台・RAID1~RAID60まで全て計測したのですが
特にこの構成だったら数値が下がるという場面もなく
全体を通してほぼ数値が変わりませんでしたので
全通りのスクショ掲載は省きました

暗号化シックボリューム

HDD1台

HDD2台 RAID1

HDD8台 RAID5

HDD8台 RAID6

まとめ

暗号化ボリュームなので本来は数値が落ちるはずなのですが(特に書き込み)
こちらもメモリキャッシュのおかげでほぼ変わってません

AES-NI対応機ということもあり
GbE程度であれば速度を気にして暗号化するかどうかを迷う必要はないようです

シックとシンの比較

せっかくなので上記で省略したHDD8台 RAID10での結果です

シックボリューム

シンボリューム

暗号化シックボリューム

暗号化シンボリューム

まとめ

こちらも今回の計測環境では特に変化はないようです
ちなみに後日レポートする予定ですが
キャッシュオフでの計測もシックとシンは明確な差はなかったので
機能面だけでどちらを使うか判断すればいいと思います

最後に

TS-873はSMBだけで使うにはちょうどいい感じに余裕があってバランスはいいです

CPU負荷はピークで40%
他のプロセスとたまに重複して60%を一瞬表示される程度で
ほぼ20%程度に収まっています

メモリに関しては4GBに当初は不安もありましたが
QTS自体が小さいので1GBの計測が終わっても23%でした

ここで表示されるメモリはシステムメモリで残りがキャッシュ使用
つまり約1GB(23%)がシステムで約3GB(77%)がキャッシュに使用可能
1GB程度のファイルだとキャッシュに全て収まります
詳細はリソースモニターで確認可能

本体購入と同時にメモリ増設を迷っている方は
まずは4GBで使ってみてから判断してもいい気がします
メモリならいつでもすぐ追加できますからね